平成26年度公開観察会報告


○有峰公開観察会「豊かな有峰の自然観察会」

主 催 富山県生物学会・有峰森林文化村
日 時 平成26年8月24日(日)
場 所 富山市有峰
参加者 12名(小人2名含む)

○富山県生物学会では、学会の会員5名と公募した一般人7名が参加して、
平成26年8月24日に有峰公開観察会を実施した。この公開観察会では富山県
生物学会の会員と応募された一般人とが一緒になって、有峰の豊かな自然を

今年は冷タ谷遊歩道を歩き、ライントランセクト法で森林構造を調査した。
ミズナラが林冠を構成し、亜高木層はウワミズザクラとトチノキ、低木には
ノリウツギ、ヤマモミジ、オオバクロモジ、イタヤカエデが多く見られた。
昼食後、冷タ谷キャンプ場のカラマツ林を調査した。林冠はカラマツに
シラカバとミズナラが混交していた。亜高木層にはウワミズザクラとコシアブラ、
低木層にはミズナラ、マンサク、ヤマウルシ、コハウチワカエデなどが多く
見られた。
その後、宝来島対岸に移動し、魚類を観察した。捕獲された魚はコクチバスと
トミヨであった。いずれも他所から持ち込まれた魚であった。
次に有峰ハウス別館裏の池で両生類を観察した。捕獲されたサンショウウオは
クロサンショウウオ、ハコネサンショウウオ、ヒダサンショウウオ、ハクバサンショウウオ
の4種であった。そのほか、アカハライモリ、アズマヒキガエル、ヤマアカガエル
を観察した。
帰りに、ビジターセンターへ寄った時、クマ3頭(親と子供2頭)を見ることができた。
有峰記念館前のゴミ箱をあさっていた。


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